近況コーナーです〜〜〜

1999/7/4
★☆★ 6月の近況 ★☆★
 6月に入ってしばらく体調がすぐれずへろへろしていました。

 たぶん気が弛んだんでしょうね(^^;)。14・15巻を読んでくださった皆様からたくさんメールをいただきました。皆さんのメールでこっちが泣けてきそうでした。

 こんなに長く追ってもらって、感謝の気持ちでいっぱいだったのに、皆さんのメールの感想で一番多かったのが『イティを描いてくれてありがとう』という内容でした。次が『お疲れさま……』(^^;)。

 お一人お一人にお返事を差し上げたいのですが、ありがたいことにたくさん過ぎて全員にはお返事さしあげられません。ほんとにごめんなさいm(_ _)m゚。

 インターネットを見られない人達がどうやってイティの発売日を知ったのかすごく不思議なのですが、(もう今のぶ〜けを読んでいる人ってほとんどいないでしょ(^^;)、イティファンで)14・15巻はほとんど売り切れてしまって、問い合わせても在庫切れと言われてしまうようです。

 豪華本の増版は本屋で全く見かけなくなってから、2〜3年という空白をおいてやっと増版になります。在庫を嫌う出版社は注文数が2000〜3000たまらないと増版しないんですねぇ。……で、注文数しか増版しないので増版してもすぐにまた在庫0状態に……。増版を早める為にはあきらめずに注文をして、勇気がある方は編集部へ直接抗議の電話を入れてください。コミックスの発売が早まった大きな要因は読者の皆さんから「早くして」という電話が入ったからです。今回は不況のあおりで初版が2000冊少ないので、恐れていたとおり2000人は初版が手に入らないということになりました。希望的観測では地方で売れ残ったものが数カ月後に都会に戻ってくることがある……ということぐらいでしょうか?13巻を買い逃している方も在庫切れに泣いているようです。14・15巻を手にいれたとしても13巻を飛ばして読むのはいやですものね。

 そこで……というか、救済措置として2つの新情報があります。

  1. 上にも書きましたがコミックスの発売が1ヵ月はやまって9月25日になりました!!
  2. イティが早川から文庫化されて出版されることになりました!!
 コミックスの増版は今後もっとむずかしいと思うので、コミックスで揃えている皆さん、どうか心して手にいれてください。確実に手にいれる為には予約された方がいいかと思います。それとこの現状は憂えるべきことなのですが、本屋さんの間でもヒエラルキーがあって、大きい本屋さんほど本を確保しやすい……という状況があります。町の小さな本屋さんだと、取り寄せをお願いしていても手にはいらないことがあるのはその為です。なるべく大きい本屋さんで予約を試みてください。

 早川の文庫化についてですが、もし文庫化されるなら、SFの確信犯(^^;)が多数隠遁する早川でお願いしたいという希望がかなってのことです。それと早川からの方が男性が買いやすいかと……。

 イティの読者の半数近くが男性と思われますが、少女まんがのワクということでみなさん、『隠れイティ』をしていらっしゃるようです(^^;)。

 危ない話でもエッチな話でもないので(^^;)、どうかカミングアウトしてやってください。女性の方もイティを大事にするあまり、自分だけのもの……という意識からかやはり『隠れイティ』の方が多いようです。でももし、あなたがイティを読んでちょっとでも幸福な時間を持てたと思って下さったなら、どうか他の方にも勧めてあげてください。13年かかったわたしの苦労に免じて(^^;)なるべくおおぜいの人達の目に触れるようまずお近くの人に紹介してみてください。

 今は手に入りにくいですが、(小さいサイズで読みにくいでしょうけど)たぶん今年中には早川から文庫がではじめますので……。

 ちなみに早川の文庫はとても紙質がいいです。コミックスは3年もたつと黄ばんできてしまいますが、早川の文庫はまず大丈夫でしょう。

 それから在庫があるかどうかわからないのですが、以下の2サイトでは漫画をとり扱っています。(クロネコはハードカバーでも漫画はやはり取り寄せできないとのことです)文庫まで待てないという人は試してみてください。もしうまく取り寄せられたらお知らせくださいね。

BOOKCLUB本屋さん
まんが王倶楽部

最後になりましたが、多くの友人達が書いている『ファンタジーの森』という文庫シリーズを紹介いたします。これは漫画ではなく小説です。

 ファンタジーが隆盛を極めたのはもう10年くらい前になるでしょうか?
 雨後の竹の子のように良品、不良品(^^;)とりまぜてファンタジーがもてはやされましたが粗製乱造のあまりその後、ファンタジーは現状の状態に衰退してしまいました。いつのまにかファンタジーは売れない分野の代表みたいな言われ方をするまでになっています。(SFはもっとひどい扱いですが(^^;))

 そこで、一人の編集さんが一念発起。文学畑に無縁だった出版社に頼み込んでなんとか良質のファンタジーを世に出したいとがんばっているわけです。
 それが冒頭の『ファンタジーの森』シリーズです。以下のホームページを覗いてみてください。作者の方々などが掲示板に遊びにきています。
 もちろん、本を買って読んでいただけるともっと助かります(^^;)

●『ファンタジーの森

 イティレア物プレゼントの応募は今までの倍以上の皆様からの応募がありました。整理するのに少し時間をくださいね。
 来月の近況もたぶん面白いことをご報告できると思います。